どうもニアです。
セミリタイアを達成するべく日々奮闘しているニアですが、セミリタイア活動を始めて2年と数カ月が経ちました。
たった2年ちょっととはいえ、それなりに多くの人を見て、多くの出来事を体験してきました。
その中で、「こいつはうぜえな」というタイプの人間も山ほど見てきました。
今回はその中でも最近特に気に障るタイプの「俺が居ないと会社が回らない」という人種について思うところがあるので、気持ちを吐き出しておきたいと思います。
お前なんて居なくても問題はない
最初からハッキリ言わせてもらいますが、この手のセリフを口にする人間はだいたい無能で、しかも自分が無能であることを自覚していないタイプの一番たちが悪い無能です。
なぜそう言えるのか、その理由を列挙していきましょう。
会社は欠員が出ても回るようにできている
そもそも会社というのは多少の欠員が出ても回るようにできています。
それは当然ですよね。
病気やケガなどで欠員が出る可能性は常にあるのですから、多少人員が欠けても回るように最初から人員の計算はできているのです。
欠員が出れば人手が不足して多少周囲の人間に負担がかかりますが、すぐに会社が回らなくなるというほどのことではありません。
居なけりゃ居ないで何とか回るものなのです。
もちろん、いきなりいなくなられたら身元の確認や仕事の振り直しなどによって職場が混乱してしまうでしょうが、それは一時的なものであって、居なくなったら居なくなったでどうにかなるのが組織というものです。
むしろ居ない方が良く回る
「俺が居なけりゃこの会社は回らない」なんて思っている時点で自己評価が異常に高い勘違い野郎であることは明白です。
あるいは「自分はこの職場に必要な人材だ」という自己承認欲求が肥大化したモンスターかもしれません。
そういった人間は大抵周囲の人間から嫌われているものです。
したがって存在するだけで職場の人間のモチベーションを低下させています。
自身が無能であるのみならず、存在するだけで周囲の意欲を削いでいるのです。
しかも「俺が居ないとダメだ」なんて思っているのは自分だけで、周囲の人間からは「さっさと帰ってくれ」と思われているというのがオチです。
替えの人間はいくらでもいる
「俺が居ないと回らない」とか言ってる人間は自分という存在を特別視し過ぎです。
そもそも、良くも悪くも社会人というのはいくらでも替えが効く存在です。
会社員なんて言うのは所詮、交換可能な社会の歯車に過ぎません。
例えば、あのアップル創業者のスティーブ・ジョブスが死去したとき、もうアップルは終わったと思われました。
iPhoneやipodなどを世に送り出したカリスマ経営者が居なくなったことによって、アップルという会社は終わりを告げたと誰もが思ったのです。
しかし実際のところはどうでしょうか。
確かに伝説の経営者を失って一時は衰え始めたかに見えたアップル社ですが、その後もどんどん成長を続け、今では時価総額世界一位の超巨大企業へと成長を遂げました。
ティム・クックという優秀なCEOに率いられた現在のアップル社は、スティーブ・ジョブスが居た頃よりもはるかに多くの利益を叩き出している超高収益企業へと成長したのです。
つまり、あのカリスマ経営者のスティーブ・ジョブスですら替えが効く人材だったという事です。
ましてや、その辺の一般企業の一社員ならなおさら替えが効く人材であることに疑いの余地はありません。
自分を過大評価しすぎ
「自分が居ないと会社が回らない」なんて言ってる奴は自分のことをスティーブ・ジョブス以上のカリスマ人材だと思っている勘違い野郎です。
日本という国も総理大臣がコロコロ変わりましたが、国の情勢は相変わらぬ様子です。
地球ですら、たとえ全人類が居なくなったとしてもいつもと変わらず回り続けるでしょう。
つまり、一人の人間が居なくなるくらいで会社も世の中も大して困ったりはしないのです。
それに、同じ企業に居る人間なのですから、一個人の能力なんてそこまで大きな差はないと思います。
それなのに一体どうすれば「自分は特別」「自分が居ないとこの職場は回らない」なんて思い込めるのでしょうか。
所詮、会社員なんて交換可能な歯車です。
誰かが欠けたところで、別の誰かがそれを担うことになるだけのことです。
つまり、実際のところ一人欠けたくらいでは問題ないというのが現実です。
もし一人欠けたくらいで崩壊する職場があるというのならば、それは最初から破綻している職場だと言うべきでしょう。
居なくても回ることを誇るべし
どこかで読んだ本に次のような事が書かれていたのを覚えています。
「自分が居ないと回らない」ような職場は下の下。「自分が居なくても回る」というのがマネジメントのキモであり、管理職や経営者が目指すべき職場なのだ。
つまり、常日頃から自分の管理が行き届いていて、もはや自分が居なくても十分に回るくらいに完成された職場こそが理想の状態だというわけです。
そしてその状態を作れる経営者・管理職こそが有能だということです。
これに照らして考えれば、「自分が居なければ職場が回らない」なんて言ってる奴は自分が必要とされているという勘違いに浸っている痛々しい野郎であるばかりか、自分のマネジメントが全く行き届いていないことを自白したようなものです。
「自分が居ないと回らないから」とドヤ顔する前に「自分が居なくても回る職場」を作れるよう努力するべきでしょう。
一人いなくなるくらいで騒ぐな
以上のことはあくまで私個人の見解ですが、少なくとも私が見聞きした範囲では上記の通りでした。
「俺が居ないと職場が回らない」なんていうのは、明らかに自己評価と客観的評価が剥離している人間しか言えないセリフだなと思います。
所詮人間が一匹いなくなったくらいで何が変わるというのか。
うぬぼれるのも大概にしろと思います。
とまあ、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
終了!
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